- 1999.07.16
未完成
1999/7/16 released.
¥3,045 (TAX in)/MVCH-29034
02.ソレダケ
03.うかつにも素直になれないさ
04.灰色の雲
05.未完成
06.プールサイド
07.僕
08.「△」サンカク(album version)
山崎洋一郎 〜ROCK’N ON JAPAN.1999.7月号より抜粋
みんなが90年代に捧げる「未完成」
「闇も光も生も死も、ただ研ぎ澄まし轟音で放つ、不動の極東ロック。日本の宝」
岩崎一敬 〜Indies magazine.1999.9月号より抜粋
大げさで笑われるようだけど、<音楽>越えてるから。実際。だってもう音じゃないもん、これ。言葉で表すなら<人間>。もしくは<地球>。地球は考えるし、人間は自転している。だからブッチャーズを大切にすればボクらは救われる。ボクたちは日本人。見過ごすことはできない。そこには日本中の感情が溜って行き場を失っている。ボクらが笑ってられるのはブッチャーズがその分泣いているから。世の中はバランス。・・・・と思いつつジャケを見る。やっぱ越えてる。おかしいよ。実際。
EPISODE
bloodthirsty butchers 吉村秀樹
俺が何にむくれたのか怒りだし一回しか弾かねぇぞって掻き毟るギターそのまま!あっやべえドンカマ?カウント?予定ナシ誰も知らないアドリブ。それでギターから入るんだよ!入れるのさ!カンかまぐれか?ファウスト。
未完成が音創りが違うのは?=バリトン。今回の吉村のギターエフェクト足指サバキ?
灰色!一本のギターがうおんうおんぐあぁって弾きながら動かしているんだけどお見事!指がつる?
そしてどこまでやるのサンカク。いろいろなミックスの中で名付ける。これぞ!少年隊ミックス?わっかるかな?このギターもアドリブ、歪みから何から。
プールサイドこれはあなた、えみちゃん(この曲のエンジニアさん)のおかげです!
bloodthirsty butchers 小松正宏
butchersの作品の中でこれほどいろいろな人たちに協力してもらった作品はなかったと思う。本当にありがたいことです。ハイ。ジミーちゃんの絵、信じられないくらいうれしかった。
今回初めて歌の入った「プールサイド」ってけっこう歴史があって、実はbutchersが東京に住むようになって初めてレコーディングした曲でもある。レスザンTVのオムニバスを録るときに一緒に録ったはず。その時は曲の後半にドラムを入れたんですわ。そしてLUKE WARMのときにあのGtrとBassのヴァージョンができて、今回に至ると。それとbutchersでは、初めて曲の形を決めずにレコーディングに入った曲でもある。「△」の後半同様、やってみないとどうなるかわからないという。期待と不安と緊張が入り交じった感じ。でも、これも音楽の楽しいところ。やってる本人にしかわからないかもしれないけど・・・
未完成というアルバムではそういった面も多い。ジミーちゃんの絵も見るまでどうなってるかわからなかったし。エンジニアの3人もそれぞれやってみて初めてわかったことが多かったし。
自分と考えが近い人と何かやるのも楽しいし、違う考え、自分では思いもつかない発想を持っている人とやるのも刺激的だし。とにかくやってみるということに僕は価値を感じマス。
それとこの間近所のお好み焼きを食べたんだけど、そこのお店の名前が「お好み焼き未完成」。食べ物やで未完成ってどうかと思うけどなー・・・!?
bloodthirsty butchers 射守矢雄
あのねー、この作業、とりあえずめちゃめちゃ大変だったねー。何が大変だったかというと、言葉にはしづらいんだけど。けっこう曲はあったんだけど、ほらkocoronoがあったでしょ。みんなが認めてくれてたのは知ってたし、意識の中であれ以上でしかも違うものを作らないとっていう暗黙のでっかいプレッシャーに支配されているような・・・みんながみんな。メンバーもスタッフも。 でもね、僕たちの未完成は当然のごとくできあがったし、できたことによって大きな自信になったんだよね。できちゃったたことによってまたしても悩みが増えたけど・・・!?